余燼 上

いまこそ!
田沼意次は退き政事は乱れ、人々は飢饉に苦しむ。
売り惜しむ米問屋の前での大喧嘩が発火点だった。
比類なき熱気! 北方時代小説の代表作

田沼意次失脚後の空白に、交わされる暗闘。
甲府勤番の影井誠一郎はかつての友を斬り、江戸に出た。
誠一郎を護衛につけ、沢井小平太は持ち前の弁舌で幕政を変えんとする。
火消の常吉は一世一代の大喧嘩で、江戸っ子の血を沸かせ男伊達となる。
閉塞する世に風穴を開ける者は誰か。
北方剣豪時代小説の快作!

<初出>「秋田魁新報」1992/05~1993/06 掲載
<単行本>1996/05/  刊行
<文庫本>1999/09/15 初版発行
<文庫本>2010/12/15 新装版 初版発行

第一章


(…この続きは本書にてどうぞ)

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