三国志 七の巻 三国志 七の巻
  諸王の星(しょおうのほし)

解き放たれた“臥竜”は、その姿を乱世に現した。
劉備の軍師として揚州との同盟をはかる諸葛亮は、孫権との謁見に向かった。
孫権に対し、曹操と劉備軍の交戦を告げる諸葛亮。
その言動に揚州は揺れ動く。
一方、孫堅、孫策に仕え、覇道のみを見つめてきた周愉は、
ついに孫権の心を動かし、開戦を宣言させる。
巨大なる曹操軍三十万に対して、勝機は見出せるのか。
周愉、諸葛亮、希代の知将が、誇りを賭けて挑む『赤壁の戦い』を描く
北方謙三の〈三国志〉第七巻。
諸王の星 目次
 千里の陣
 風化の利
 夜が燃える
 わが声の谺する時
 病葉の岸
 秋
登場人物
劉備 りゅうび 漢の中山靖王劉勝の子孫。184年関羽、張飛と義兄弟の契りを結び、黄巾討伐に参加。曹操に反旗を翻すが、劉表の死後、孔明の献策で江夏に逃げる。
諸葛亮 しょかつりょう 字は公明。“臥竜”と呼ばれ、劉備の軍師として仕える。
関羽 かんう 劉備、張飛と義兄弟になり黄巾討伐を行う。191年、董卓討伐軍に加わり、華雄を斬って勇名を馳せる。官渡の戦いでは顔料を斬る。
張飛 ちょうひ 劉備、関羽の義兄弟。
趙雲 ちょううん 公孫讃の配下であったが、主君を求めてさすらい、劉備に従うようになる。
麋竺 びじく 徐州の勅使・陶謙の死後、劉備に仕え、生死をともにするようになる。
董香 とうこう 張飛の妻。男勝りの武術の達人。
曹操 そうそう 黄巾討伐、董卓討伐の後、196年、献帝を許都に迎え政権を握り、198年、強敵呂布を打ち破る。200年、官渡の戦いにおいて袁紹軍を壊滅状態にし、大勝利を収める。
夏候惇 かこうとん 曹操の武将。呂布との戦いで左目を失う。夏候淵とともに曹操の両腕として活躍。
張遼 ちょうりょう もと呂布の武将。呂布の死後、曹操に仕える。
荀或 じゅんいく はじめは袁紹の手下だったが、曹操の許に身を寄せ参謀として活躍。 
賈誇 かく 字は文和。張繍に仕えていたが曹操の側近となる。
許楮 きよちよ 曹操の護衛。忠勇無双の武人。
孫権 そんけん 孫堅の次男。200年、暗殺された兄・孫策の志を受け継ぐ。
周愉 しゅうゆ 孫策亡き後、孫権とともに天下を目指す。
魯粛 ろしゅく 周愉の推挙により、孫堅の重臣になる。
張昭 ちょうしょう 孫策の死後、孫権を支え内政に力を注ぐ。
黄蓋 こうがい 黄巾討伐の頃より孫堅に従い、孫策、孫権と仕える老将。
劉g りゅうき 劉表の長男。
蔡i さいぼう 劉表が荊州入りしたときの地元の豪族。荊州の実権を握るが曹操に降伏する。
伊籍 いせき 劉表の幕客。その後劉備の配下となる。
張魯 ちょうろ 五斗米道の三代目の教祖として漢中を支配。
張衛 ちょうえい 張魯の弟。五斗米道を指揮。
馬謄 ばとう 西涼の太守。董卓討伐の諸侯の一人。
馬超 ばちょう 馬謄の長男。“錦馬超”と呼ばれる勇猛な武人。

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