三国志 五の巻 三国志 五の巻
  八魁の星(はっかいのほし)

強大な袁紹軍を官渡の戦いで退けた曹操は、ついに河北四州の制圧に乗り出した。
軍勢を立て直した袁紹との再戦にも勝利し、曹操軍は敵の本陣である黎陽を目指す。
袁紹の死、さらには袁家の内紛が、曹操に追い風となる。
暗殺された孫策の意志を継ぎ、周瑜とともに江夏を攻める決意をする孫権。
張飛との戦いに敗れ、飛躍を目指し放浪を続ける張衛。
そして荊州の劉備は、放浪の軍師・徐庶と出会い、曹操軍の精鋭と対峙する。
北方謙三の〈三国志〉第五巻。
八魁の星 目次
 軍門
 勇者の寄る辺
 生者と死者
 制圧の道
 戦のみにあらず
 
登場人物
劉備 りゅうび 漢の中山靖王劉勝の子孫。184年関羽、張飛と義兄弟の契りを結び、黄巾討伐に参加。194年、徐州牧となるが、呂布との戦いに敗れ、曹操を頼るが反旗を翻し、劉表を頼る。
関羽 かんう 劉備、張飛と義兄弟になり黄巾討伐を行う。191年、董卓討伐軍に加わり、華雄を斬って勇名を馳せる。官渡の戦いでは顔料を斬る。
張飛 ちょうひ 劉備、関羽の義兄弟。
趙雲 ちょううん 公孫讃の配下であったが、主君を求めてさすらい、劉備に従うようになる。
王安 おうあん 徐州の下城外で拾われ、張飛の従者となる。
曹操 そうそう 黄巾討伐、董卓討伐の後、196年、献帝を許都に迎え政権を握り、198年、強敵呂布を打ち破る。200年、官渡の戦いにおいて袁紹軍を壊滅状態にし、大勝利を収める。
夏候惇 かこうとん 曹操の武将。呂布との戦いで左目を失う。

夏候淵

かこうえん 夏候惇の従弟。
荀或 じゅんいく はじめは袁紹の手下だったが、曹操の許に身を寄せ参謀として活躍。 
程c ていいく 曹操の深い信頼を得た謀臣。
許楮 きよちよ 曹操の護衛。忠勇無双の武人。
孫権 そんけん 孫堅の次男。200年、暗殺された兄・孫策の志を受け継ぐ。
周愉 しゅうゆ 孫策亡き後、孫堅とともに天下を目指す。
太史慈 たいしじ 敵方の武将だったのを孫策が惚れ、麾下に加える。
袁紹 えんしょう 後漢の豪族で四代にわたり三公を出した名門の御曹司。公孫讃を破り河北の四州を手に入れるが官渡の戦いで曹操に討ち崩される。
審配 しんはい 袁紹の幕僚。
袁譚 えんたん 袁紹の長男。青州刺史をつとめる。
袁熙 えんき 袁紹の次男。幽州を治める。
袁尚 えんしょう 袁紹の三男。
劉表 りゅうひょう 後漢皇族の末裔。荊州剌史をつとめる。192年、孫堅を討ち取る。
蔡i さいぼう 劉表が荊州入りしたときの地元の豪族。劉表の正室、蔡夫人の弟。
徐庶 じょじょ 各地の豪族の食客として放浪する軍師。
張魯 ちょうろ 五斗米道の三代目の教祖として漢中を支配。
張衛 ちょうえい 張魯の弟。五斗米道を指揮。
張燕 ちょうえん 黒山の山賊の頭目。十万の軍を率いる。

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