三国志 四の巻 三国志 四の巻
  列肆の星(れっしのほし)

宿敵・呂布を倒した曹操は、中原での勢力を揺るぎないものとした。
兵力を拡大した曹操に、河北四州を統一した袁紹の三十万の軍と決戦の時が迫る。
だが、朝廷内での造反、さらには帝の信頼厚い劉備の存在が、曹操を悩ます。
袁術軍の北上に乗じ、ついに曹操に反旗を翻す劉備。
父の仇敵黄祖を討つべく、江夏を攻める孫策と周瑜。
あらゆる謀略を巡らせ、圧倒的な兵力で曹操を追いつめる袁紹。
戦国の両雄が激突する官渡の戦いを描く、
北方謙三の〈三国志〉第四巻。
列肆の星 目次
 遠い雷鳴
 わがたつべき大地
 光と影
 策謀の中の夢
 風哭く日々
 乾坤の荒野
 三者の地
登場人物
劉備 りゅうび 漢の中山靖王劉勝の子孫。184年関羽、張飛と義兄弟の契りを結び、黄巾討伐に参加。194年、徐州牧となるが、呂布との戦いに敗れ、曹操を頼る。
関羽 かんう 劉備、張飛と義兄弟になり黄巾討伐を行う。191年、董卓討伐軍に加わり、華雄を斬って勇名を馳せる。
張飛 ちょうひ 劉備、関羽の義兄弟。
趙雲 ちょううん 公孫讃の配下であったが、主君を求めてさすらい、劉備に従うようになる。
麋竺 びじく 徐州の勅使・陶謙の死後、劉備に仕え、生死をともにすることになる。
曹操 そうそう 20歳で朝廷に出仕。黄巾討伐、董卓討伐の後、196年、献帝を許都に迎え政権を握り、198年、強敵呂布を打ち破る。
夏候惇 かこうとん 曹操の武将。

夏候淵

かこうえん 夏候惇の従弟。
荀或 じゅんいく はじめは袁紹の手下だったが、曹操の許に身を寄せ参謀として活躍。 
程c ていいく 曹操の深い信頼を得た謀臣。
張遼 ちょうりょう もと呂布の武将。呂布の死後、曹操に仕える。
張繍 ちょうしゅう 張済の甥。曹操に降るが、反旗を翻し、劉表と手を結ぶ。
賈誇 かく 張繍に仕え戦略を献策し、曹操を何度も苦しめる。
劉表 りゅうひょう 後漢皇族の末裔。荊州剌史をつとめる。192年、孫堅を討ち取る。
董承 とうしょう 後漢の外戚。195年、献帝を護衛して長安を脱出し、許都に至る。
石岐 せきき 曹操に仕え、“五錮の者”を操る諜報者。
孫策 そんさく 孫堅の長男。孫堅の死後、袁術を頼り、玉璽と引き換えに兵を借りて、196年、呉の厳白虎を討ったのち、袁術と敵対する。
孫権 そんけん 孫堅の次男。199年、孫策に従って、黄祖を攻め討つ。
周愉 しゅうゆ 孫策と義兄弟の契りを交わし、ともに天下を目指す。
太史慈 たいしじ 敵方の武将だったのを孫策が惚れ、麾下に加える。
袁紹 えんしょう 後漢の豪族で四代にわたり三公を出した名門の御曹司。公孫讃を破り河北の四州を手に入れる。
袁譚 えんたん 袁紹の長男。青州刺史をつとめる。
袁術 えんじゅつ 袁紹の弟だが兄とは対立。

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