望郷の道〈下〉

愛する家族を守るための凶行。
九州を追放された正太は、日清戦争後の混乱著しい台湾へ。
そして、拭いがたい虚無を抱えながらも菓子屋の事務員として働き始める。
ある日、失意の正太の前に突然瑠〓(い)が幼子を連れて現れた。
再会を果たし活力を得た正太は、菓子屋「七富士軒」を創業し競争の激しい商いの世界に身を投じるが…。
混迷の時代を、自由に、力のかぎり生きた男女の物語が辿り着く感涙のラストとは。



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